消火器具

消火器具

最も身近で、最も有名な消防設備「消火器」(たぶん)が属するのがこの消火器具です。初期消火活動の際に活躍します。

消火器のほか、水バケツ、水槽、乾燥砂、膨張ひる石などの種類があります。

初期消火は建物利用者が行う可能性のある消火活動です。

消防訓練などで消火器の取扱説明などがある場合には、使用方法を理解することをおすすめいたします。

消火器

点検の際は資格者が複数項目を確認しているのですが、もし身近な消火器を見てみようかなと思ったそこのあなた!一番ご確認いただきたいのは『製造年』『腐食・破損の有無』です。

まず、製造年から現在までで10年が経過している消火器は耐圧試験を行う必要があります。左から2番目の写真のように使用有効期限を明記したものもあれば、左から3番目の写真のように製造年しか記載されていないものもあります。1番右の写真は2019年に見つかった消火器ですが、その時既に10年から更に3年が経過していることになります。耐圧試験を専門業者へ依頼するか、もしくは交換をオススメいたします。(なお現在は安価で新品を設置できる新品交換がオススメです。)

また、腐食・破損した消火器では破裂事故が発生しています。これは消火器を設置していた環境や取扱い状況によっては上記10年の経過を待たずして交換を要する場合があります。

どちらの場合も対処は交換となりますが、判断に迷うことがありましたら、弊社もしくはお近くの専門家にご相談することをおすすめいたします。

標識

「消火器」と書かれた赤い標識を見かけたことはあるでしょうか?これは消火器の位置が分かりやすくなるように貼られているものです。

左から2枚目の写真のように消火器の台に付随しているものもあれば、視認性を高めるために別途標識を貼るケースもあります。

日頃利用する建物では消火器の位置を認識しておくのが一番ですが、わからない時は標識を目印に探すのも一つの手です。

 

一方で、消火器が邪魔などの理由から標識と違うところに移動されているケースもあります。

本来の位置と異なる場所に設置することは、設置基準に適合しなくなる可能性があることはもちろん、1分1秒を争う初期消火の場面で時間を浪費することにつながりかねません。

消火器の用途である初期消火が適切に実施できるよう、設置位置の変更にあたっては資格者へのご相談をおすすめいたします。

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