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先日、弊社代表のTwitterにDMでこのようなご相談をいただきました。
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「今日火災報知器の点検をしていただいたのですが、一人暮らしを始めたばかりでよく分からず少し不安です。点検ではどのようなことをするのか教えていただきたいです。」
「また、安全な業者かどうやって確認すればいいでしょうか?」
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確かに一人暮らしの所に点検者とはいえ知らない人間が来るのは不安ですし、点検者としても気を遣う場面があります。
そこで今回は、上記ご相談へどのような回答をしたかご紹介したいと思います。
それぞれのご相談について、次のようなご説明、ご回答をしました。
①点検ではどのようなことをするのか?
ここでいう点検とは住宅の室内点検です。
一般的な住宅の室内点検では主に自動火災報知設備の感知器の確認をします。(リンク先に感知器の紹介ページがあります)
点検では下記のような項目を、目視と試験器という棒を使って確認します。
・機器が変形していないか
・機器に熱を加え擬似的に火災状態にして作動するか
・機器の感度が悪くないか
・配線が断線していないか
点検者が室内点検について「火災報知器の点検です」と説明する時は、感知器と呼ばれる機器を指しています。
設置場所は多くの場合、各居室、押入れ、台所、洗面所などに設置されています。
なので点検がある際は、予め自宅のどこに感知器が付いているか確認しておく事をオススメします。
特に押入れは、点検があるからと部屋掃除をして荷物を詰め込んでいて、いざ点検者から「押入れ開けていいですか?」と聞かれて困り果てる、というシーンが多々あったりします。
②どうやって安全な業者か判断するか(本当に点検者なのか?も含む)
来訪者が安全な業者かどうか判断するのは、短時間では非常に難しいと思います。
ですがあえて項目を挙げるとすれば、以下のような点が目安になると考えました。
・事前に点検会社がお知らせを出していると思うので、そこに記載のある企業名を検索してみる。
→しっかりしたホームページがあれば、企業としてはある程度信用できると考えられます。
この業界は古いのでホームページ用意してる時点でしっかりした体制を取ろうとしている企業と
・当日点検者が訪ねてきたら、部屋にあげる前に点検内容、点検箇所について質問する。
→それを答えてくれない、または答えられない点検者であればちょっと怪しいかもしれません。
その対応に不信感を感じる時は「今日は点検受けられません」とお断りすれば大丈夫です。
・試験器を持っているか。(部屋に感知器が設置されていることが前提)
→持っていなかったら感知器の点検はできませんので怪しいと考えられます。その時は上記同様点検をお断りすべきです。
※部屋に感知器がなく、バルコニーにある避難器具のみ点検に来た場合は試験器を持っていません。ご注意ください。
ほかにも、共用部では廊下天井に設置されている感知器や、非常ベル、屋内消火栓という設備や防火戸なども点検することがあります。
例えば部屋に入ることを目的とした人間では非常ベルを鳴らす試験などはやりにくいと思いますので、本物だとみていいと思います。
以上が回答となります。
賛否両論あるかもしれませんが、一つの目安として参考にしていただければ幸いです。
我々点検者も短時間ではありますが、安心して点検を受け入れていただけるよう気を付けています。
もしわからないことがあれば、遠慮なく点検者に質問することをオススメいたします。
上記は室内に設置されている感知器の一例です。